JR弘前駅から徒歩5分のところにある『虹のマート』は、70年の歴史を持つ地域密着型の市場です。観光地化が進む市場も多い中、あくまでも地元住民のための?津軽の台所?という姿勢を崩さずに営業を続けており、店内はいつも多くの市民で賑わっています。 その最大の特徴は、創業以来一貫して行われている対面販売スタイル。場内には鮮魚店や惣菜店、飲食店など26の店舗が入り、それぞれで交わされる店員と買い物客との楽しいやりとりがさらなる活気を生んでいます。そして、おいしい食べ方や旬の情報を教えてもらえるというのも対面販売だからこその醍醐味。
「世の中の状況が変わったとしても、?弘前の人のために?という思いはこれからも変わりません。いがめんちや津軽そばといった名物はもちろん、ほかにも魅力あふれる食材がたくさん並んでいるので、思い思いに楽しんでいただけたら嬉しいです」と市場長の浜田さん。

(写真右)「ハマダのすじこ」は創業以来の看板商品。ごはんにのせてもお酒のおつまみにしても最高の逸品。 (写真左上)イカゲソと野菜を細かく刻んで揚げた「いがめんち」は津軽民のソウルフード。 (写真左下)三日かけて仕込む、とても柔らかい食感の「津軽そば」。やさしい味わいのスープとよく合います。

プロの料理人も買いに来るほどイキの良い鮮魚がずらり。

第14代市場長として運営を担う浜田大豊さんは、東京・仙台でのサラリーマン生活を経て地元弘前へUターン。これまでの伝統を大切にしつつ、チャレンジ出店制度など新たなに取り組みにも力を入れています。
住所/青森県弘前市駅前町12-1
https://www.nijinomart.com

弘前市りんご公園の一角に佇む『弘前シードル工房kimori』は、りんご農家22名が資金を出し合って設立したシードルの醸造所で2014年にオープンしました。名前の由来は、収穫のあと来年の豊作を願いあえてりんごを木に残す?木守り?という風習から。シードルは肉・魚料理と相性の良い超辛口タイプとスイーツにもよく合う甘口タイプの2種類があり、どちらも主にサンふじを使用。また爽やかな甘酸っぱさが特徴の収穫期限定シードルも人気です。「シードルの魅力はどんな食べ物にも合うこと。日常の中で飲むお酒としてぜひ型にはまらない楽しみ方をしてほしいですね」と代表の高橋哲史さん。商品は公園内のショップや公式ネットショップなどで購入できます。

実は、“後継者不足や自然災害による損失といった課題を解決したい”という思いが設立の背景にあることを教えてくださった高橋さん。今ではこのシードル醸造が光となり、りんご栽培に関心を持つ人が増えていると言います。
住所/弘前市大字清水富田字寺沢125(弘前市りんご公園内)
https://www.kimori.co.jp